エピジェネティクスから挑む心不全の新しい治療法開発

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可以买滚球的app7年度 若手研究者学長表彰 可以买滚球的app報告

報告者

 大学院医歯薬学研究部薬理学分野 准教授 船本雅文

研究タイトル
 
 
 エピジェネティクスから挑む心不全の新しい治療法開発
 
 
研究経緯等
 
【研究グループ名等】

   徳島大学大学院医歯薬学研究部 薬理学分野(池田康将教授)に所属。遺伝子の「スイッチ」を制御する仕組み(エピジェネティクス)に着目し、心不全の原因解明と新しい治療法の開発に取り組んでいます。近年は、免疫細胞の鉄ストレスが心臓の老化を引き起こすという独自の発見をもとに、心臓の「老化時計」の確立を目指しています。

【学術誌等への掲載状況】

 Nature Communications誌、Hypertension誌、Phytomedicine誌など多数の国際学術誌に論文を発表し、査読付き原著論文50報以上。

研究概要

 心不全は心臓の力が弱まり、全身に血液をうまく届けられなくなる病気です。高齢化とともに患者数が増えていますが、根本的な治療法はまだ十分ではありません。本研究では、遺伝子の働きを切り替える「スイッチ」の仕組みに注目し、心不全の新しい治療法づくりに取り組んでいます。
これまでに、主に3つの成果を得ました。
(1)心不全の「段階」によって、異常の起き方が違うことを発見
心臓が大きくなり始める初期と、心不全が進んだ段階では、遺伝子スイッチの壊れ方が異なることを明らかにしました。進行度に合わせた治療の手がかりになります。
(2)心臓を硬くする原因を突き止め、それを抑える方法を提示
心不全が悪化すると心臓が硬くなりますが、その原因となる物質を世界で初めて特定しました。この物質の働きを薬で抑えると、心臓の硬化や機能低下が和らぐことも確認しています。
(3)身近な食品成分や漢方薬で心臓を守る可能性を発見
ウコンや柑橘類に含まれる天然成分、漢方薬などが心臓を守る効果を持つことを見出し、臨床試験でもその有効性を確認しました。

 

今後の展望(研究者からのコメント)
心臓の「老化度」を測定する指標(エピジェネティック時計)の開発に取り組み、心不全の早期発見?予防を目指します。また、抗がん剤による心臓ダメージの予防法開発にも着手しており、がんと心臓病の両方に向き合う「腫瘍循環器学」の研究を推進しています。

その他参考となる事項
【受賞歴】第41回学術奨励賞, 日本薬理学会
                  学会賞等 計24件受賞
【外部資金獲得状況】AMED 「統合医療」に係る医療の質向上?科学的根拠収集研究事業
                  競争的資金獲得:計16件


 

お問い合わせ先

研究?産学連携部研究?産学企画課

電話番号:088-615-2318

メールアドレス:kskenkik[@]tokushima-u.ac.jp

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